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【群馬県渋川市】佛光山法水寺へ参拝!238段の石段の先に広がる絶景と台湾カフェ

【群馬県渋川市】佛光山法水寺へ参拝!238段の石段の先に広がる絶景と台湾カフェ

2026年8月8日(土)、群馬県渋川市の水澤観音を参拝したあとは、再び車に乗り込み、伊香保温泉方面へと向かいました。次に立ち寄ったのは、水澤観音から車で数分のところにある佛光山 法水寺です。

水澤観音が1300年もの歴史を伝える古刹であるのに対し、法水寺は2018年に落成した比較的新しい寺院です。しかし、駐車場に車を停めて境内へ向かうと、まず目に飛び込んできたのは日本のお寺とは趣の異なる大きな伽藍でした。山の緑を背にした鮮やかな屋根や大きな布袋様、そして山門へ向かって延びる長い石段。ほんの少し前まで水澤観音を歩いていたこともあり、その雰囲気の違いがとても印象に残りました。

佛光山法水寺とは?

佛光山法水寺は、群馬県渋川市伊香保町にある臨済宗佛光山の寺院です。台湾・高雄にある佛光山寺は、星雲大師によって1967年に開山されました。現在では世界各地に300以上の分院や道場を展開しており、法水寺は日本における本山として建立されています。佛光山では教育、文化、慈善、修行を柱に「人間仏教」の実践を目指しているそうです。

法水寺が現在の姿となったのは2018年。4月21日に落成し、日本における佛光山の拠点として歩み始めました。長い年月を積み重ねてきた日本の古寺とはまた違い、台湾の仏教文化や建築、芸術に触れられる場所となっています。宗派を問わず参拝することができ、拝観料も無料です。

大きな布袋様に迎えられて境内へ

駐車場から境内へ向かうと、まず目を引いたのが赤い提灯の下に座る大きな布袋様です。緑深い山を背景に、金色の衣をまとい、にこやかな表情で参拝者を迎えていました。日本のお寺でも布袋様をお祀りしているところはありますが、周囲の赤い提灯と組み合わさると、どこか台湾を旅しているような雰囲気があります。

その両側には小さな石像も立ち、ここから先には日本で普段目にする寺院とは少し違った世界が広がっていることを感じさせます。水澤観音からわずかな距離しか離れていないにもかかわらず、これほど景色が変わるのですから面白いものです。

238段の石段を登る

そして、法水寺を訪れて避けて通れないのが山門まで続く長い石段です。その数は238段。下から見上げると、その先に大きな山門が構え、なかなかの高さがあります。公式サイトにも「238段の向こう」と紹介されており、法水寺を象徴する景観のひとつになっています。

8月の暑い時期でもあり、238段を一気に登るのはなかなか大変でした。途中で立ち止まりながら少しずつ上へ向かいましたが、石段の途中には愛嬌のある小僧さんの石像が置かれているので、それらを眺めたり写真を撮ったりしながら歩けば、単に階段を登るだけではない楽しさがあります。それでも最後のほうは、アラフィフのおっさんにはしっかり効いてきました。

石段の途中には境内の案内板も設けられています。法水寺の伽藍は、朱印所や霊山楼、本堂となる大雄宝殿、祇園楼、滴水坊などから構成され、外から眺めていた以上に大きな寺院であることが分かります。

石段を登った先に広がる絶景

238段を登り終えたところで、ぜひ一度後ろを振り返っていただきたいところです。そこに広がっていたのは、それまでの疲れを忘れさせてくれるような渋川の景色でした。

法水寺は高台にあり、山門付近からは渋川市街や赤城山を見渡すことができます。渋川市も2026年に「佛光山法水寺から見える絶景」を市の魅力として認定しており、石段を登って振り返ったときに見える赤城山と市街地の眺めが紹介されています。

この日は雲が多めではありましたが、それでも幾重にも重なる山並みと麓に広がる町の景色は見応えがありました。境内には小僧さんの石像が並ぶ場所もあり、その後ろに山々が広がる光景は法水寺らしい景色のひとつです。大変だった238段の石段も、この眺めを見るためだったと思えば報われたような気持ちになります。

台湾を感じる伽藍を歩く

山門をくぐって境内へ入ると、赤褐色の柱と鮮やかな屋根瓦が印象的な建物が並びます。日本の伝統的な寺院建築を見慣れている目には新鮮で、どこを眺めても写真を撮りたくなる造りです。

特に気になったのが屋根の上に並ぶ装飾でした。金色に輝く瓦の上にはさまざまな姿をした装飾が連なり、建物全体を眺めるだけではなく、少し視線を上げて細部を見ていくのも法水寺の楽しみ方だと思います。水澤観音でも堂宇の彫刻を見上げながら歩きましたが、法水寺ではまた異なる文化から生まれた意匠を見ることができました。

大雄宝殿で釈迦牟尼仏にお参り

境内の中心となるのが本堂の「大雄宝殿」です。堂内には玉仏と呼ばれる純白の釈迦牟尼仏が安置されています。ミャンマーで採れた白い石の一枚岩から造られたもので、高さは座像で約5メートル、台座を含めると約7メートル、重さは28トンにもなるそうです。

大雄宝殿の壁面には釈迦牟尼仏、阿弥陀仏、薬師如来など約2万体の仏陀を表した「万仏崖」が広がり、天井には台湾の職人による蓮華の絵が描かれています。建物の大きさだけでも圧倒されますが、一つひとつの造形に目を向けていくと、佛光山が大切にしてきた仏教文化をさまざまな形で伝えようとしていることが感じられます。

山門越しに眺める渋川の風景

法水寺で特に印象に残ったのは、やはり建物の向こうに広がる景色でした。大きな柱の間に観音様が立ち、そのさらに向こうに渋川の町と山並みが続いています。

寺院の建築だけを切り取っても十分に見応えがありますが、山門や柱を額縁のようにして眺める景色もまた美しいものです。標高約700メートルの高台に建つ法水寺だからこそ楽しめる眺望で、境内を歩きながら何度も足を止めてしまいました。公式サイトでも境内のベジカフェを「七百メートルの高台」と紹介しています。

ベジカフェ滴水坊でひと休み

境内をひと通り歩いたあとは、法水寺の中にあるベジカフェ「滴水坊」で休憩しました。台湾スタイルの料理や飲み物を楽しめるカフェで、肉や魚を使わないメニューが用意されています。タピオカミルクティーをはじめ、台湾らしい飲み物や軽食、スイーツを楽しむことができます。窓の向こうには山並みが広がり、参拝のあとに腰を下ろすにはちょうど良い場所です。

私はここで杏仁豆腐をいただきました。238段の石段を登り、広い境内を歩いたあとの休憩です。山並みを眺めながら台湾のスイーツをいただいていると、ここが群馬県渋川市であることを一瞬忘れてしまいそうになります。寺院を参拝して終わりではなく、こうして台湾の食文化にも触れられるところが法水寺ならではの面白さでした。

佛光山法水寺を参拝して

水澤観音を参拝したあとに訪れた佛光山法水寺。1300年という歴史を持つ水澤観音から、2018年に落成した法水寺へと続けて足を運んだことで、同じ渋川市の寺院でありながら、それぞれがまったく違った魅力を持っていることを感じることができました。

238段の石段は確かに楽ではありませんでしたが、その先で待っていた渋川市街と山並みの眺望は印象に残るものでした。そして台湾を感じさせる壮大な伽藍、純白の釈迦牟尼仏、細部まで趣向を凝らした建築、最後に立ち寄った滴水坊でのひと休みまで、一般的な日本の寺院巡りとは少し違った時間を過ごすことができました。

伊香保温泉や水沢うどん、水澤観音を目的にこの周辺を訪れる方も多いと思います。水澤観音からも近いので、時間に余裕があれば佛光山法水寺まで足を延ばしてみるのも良いと思います。ただし、下の駐車場から参拝する場合は238段の石段が待っています。無理をせずゆっくり登り、途中で振り返りながら景色も楽しんでみてください。

佛光山法水寺

項目内容
寺院名佛光山法水寺
通称法水寺
宗派臨済宗佛光山
御本尊釈迦牟尼仏
札所特になし
御朱印あり
法水寺オリジナルの御朱印や星雲大師の筆跡を用いた御朱印などをいただけます。
所在地〒377-0102
群馬県渋川市伊香保町伊香保637-43
地図https://maps.app.goo.gl/NUP3eeRuaFBgYzjk8
アクセス<車>
関越自動車道「渋川伊香保IC」から約20分
<公共交通機関>
JR渋川駅からバスで約20分
電話番号0279-72-2401
拝観時間<2月〜11月>
9時00分〜17時00分
<12月〜1月>
9時00分〜16時00分
拝観料無料
駐車場あり(無料)
第5駐車場は関係者や身体の不自由な方などが利用できます。
公式サイトhttps://housuiji.or.jp/

※基本情報は法水寺公式サイトの2026年時点の案内を基準に整理しました。ベジカフェ、美術館、坐禅堂、写経堂は毎週木曜日が定休日で、入館は閉館30分前までとなっています。参拝時間などが変更される場合がありますので、訪問前に公式サイトで最新情報をご確認ください。