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【防衛モニター】航空自衛隊小松基地「納涼の夕べ」に参加してきました!

【防衛モニター】航空自衛隊小松基地「納涼の夕べ」に参加してきました!

7月31日(金)、航空自衛隊小松基地で開催された「納涼の夕べ」に、防衛モニターとして参加させていただきました。会場には隊員やそのご家族、基地の活動を支える協力団体、地域の関係者など約1,300人が集まり、夏のひとときをともに過ごしました。今回は令和8年熊本地震の発生直後ということもあり、単なる夏祭りではなく、犠牲となられた方々を悼み、被災された皆様に心を寄せながら、人と人とのつながりを改めて確かめる時間にもなりました。

アマチュア無線で連絡を取りながら小松駅で合流

当日は出先から小松基地へ向かったため、一緒に参加するアマチュア無線仲間とは小松駅で待ち合わせました。もちろん、連絡手段はアマチュア無線です。駅へ近づきながらお互いの位置を確認し、声を交わしながら無事に合流することができました。普段ならスマートフォンで済ませるような短いやり取りですが、無線仲間との待ち合わせでは、こうした時間さえも楽しみの一つになります。小松駅前でハンディー機を手にしながら交わした最初の一声から、この日の特別な時間はすでに始まっていたように思います。

合流後は少し早めに小松基地へ向かい、基地内の駐車場に車を停めさせていただいて受付を済ませました。会場となったのは、F-4ファントムの展示機がある付近の広場です。中央には紅白に飾られた櫓が組まれ、その周囲には色とりどりの提灯が張り巡らされていました。会場へ到着した時点では、隊員の皆様がテーブルや椅子、料理、音響設備などの準備に追われているところでした。厳しい暑さの中、大きな氷柱も用意されており、少しでも参加者に涼を感じてもらおうという細やかな心遣いが伝わってきました。

熊本地震の犠牲者を悼み、献杯から始まった夕べ

17時15分頃、野村信一小松基地司令のご挨拶により、「納涼の夕べ」が始まりました。野村司令からは、令和8年熊本地震の発生を受け、一時は開催の中止も検討したことが語られました。その一方で、能登半島地震からの復旧・復興を通じて、祭りや地域行事が人々の心を支え、地域のつながりを取り戻す上で大切な役割を果たしてきたことを実感したそうです。困難な状況にあるときだからこそ、地域の皆様と一緒に食事をし、同じ音楽を聴き、同じ輪の中で踊ることに意味がある。そのような思いから、今回の開催を決められたとのことでした。

熊本地震で犠牲となられた方々のご冥福を祈るとともに、被災された皆様へのお見舞いが述べられ、会場全体が静かに心を寄せました。小松基地友の会会長を務める和田学小松商工会議所会頭のご挨拶、宮橋勝栄小松市長の祝辞、来賓の皆様の紹介に続き、南藤陽一小松市議会議長のご発声で献杯しました。お祝いを意味する乾杯ではなく、被災地への祈りを込めた献杯から始まったことに、この日の「納涼の夕べ」に込められた思いが表れていたように感じます。

「小松基地空上げ」と芝寿しのお弁当に舌鼓

参加者には、石川県ではおなじみの芝寿しのお弁当が振る舞われました。笹寿しをはじめ、彩り豊かなおかずが詰められた立派なお弁当で、屋外の開放的な雰囲気の中でいただく味はまた格別でした。それぞれのテーブルには、航空自衛隊らしく「空上げ」と名付けられた「小松基地空上げ」の盛り合わせも用意されていました。香ばしく揚がった大ぶりの鶏肉は食べ応えがあり、レモンを搾るとさっぱりといただくことができます。隊員の皆様と同じテーブルを囲み、美味しい料理を味わいながら会話を楽しめることも、この行事ならではの魅力です。

会場では、防衛モニターや基地モニターの皆様をはじめ、日頃から小松基地で勤務されている隊員の皆様とも、さまざまなお話をさせていただきました。通常の基地見学や研修では、どうしても説明を伺うことが中心になりますが、この日は食事をともにしながら、普段の仕事や基地での生活、地域との関わりなどについて、より身近な距離で言葉を交わすことができました。こうした何気ない会話の積み重ねが、基地をより深く理解することにつながっていくのだと思います。

太鼓の響きと「串町音頭」で一つの輪に

櫓を中心とした会場では、ほくりくアイドル部のステージや、小松基地と陸上自衛隊金沢駐屯地の隊員による迫力ある太鼓演奏が披露されました。日が傾き、提灯に明かりがともり始めると、会場は昼間とはまた違った表情を見せます。夕暮れの空とライトアップされた櫓、そしてすぐそばにたたずむF-4ファントム。航空自衛隊の基地という特別な場所でありながら、どこか懐かしい日本の夏祭りの風景が広がっていました。

夕べの締めくくりは「串町音頭」です。隊員やご家族、地域の皆様、来賓、協力団体の関係者が櫓を囲み、同じ輪の中で踊りました。所属や立場を越えて多くの人が一緒になって踊る光景を見ていると、野村司令が冒頭で語られた「こういうときこそ、地域の皆様とともに食事をし、一緒に踊り、輪になることが大切」という言葉の意味が、目の前の風景として形になっているように感じられました。

基地と地域をつなぐ、大切な交流の時間

小松基地は、日本海側の防空を担う重要な拠点である一方、長年にわたって小松市や周辺地域とともに歩んできた存在でもあります。その関係は、航空祭や基地見学のような大きな行事だけで築かれるものではありません。同じ料理を囲み、太鼓の音に耳を傾け、同じ輪の中で踊り、互いの言葉に耳を傾ける。そうした一つひとつの交流が、基地と地域との信頼関係を支えているのだと思います。

今回、防衛モニターとして「納涼の夕べ」に参加し、基地や隊員の皆様をこれまで以上に身近に感じることができました。そして、アマチュア無線仲間と一緒に参加できたことも、私にとって忘れられない思い出になりました。夕暮れに染まる空の下、F-4ファントムの機体と提灯の明かりを眺めながら過ごした時間は、華やかさだけではなく、祈りと感謝、そして人と人とがつながることの大切さを改めて考えさせてくれるものでした。

このような貴重な機会を設けてくださった小松基地の皆様をはじめ、準備や運営に携わられたすべての皆様に、心より感謝申し上げます。また、令和8年熊本地震で犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様が一日も早く穏やかな日常を取り戻されることを願っています。