本文へ移動

【石川県輪島市】のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港へGO!!

【石川県輪島市】のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港へGO!!

休日を利用して、石川県輪島市にある能登空港へ行ってきました。能登空港は同年7月7日、世界で初めてポケモンの名を冠した空港「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」として、期間限定でリニューアルオープンしたばかりです。実施期間は2029年9月30日までが予定されています。

今回の取り組みは、石川県と一般財団法人ポケモン・ウィズ・ユー財団が、令和6年能登半島地震の被災地に笑顔を届けることを目的に進めている活動の一環です。空港を訪れる楽しみをつくるだけでなく、能登の観光需要や交流人口を増やし、地域に新たなにぎわいを生み出すことも大切な目的とされています。

私自身、かつて「Pokémon GO」に夢中になっていた時期がありました。最近はすっかり遊ばなくなってしまいましたが、空港全体がポケモン仕様になったと聞けば、やはり気になります。アラフィフのおっさんが一人で訪れても楽しめるのかという若干の不安も抱きつつ、金沢から能登へ車を走らせました。

空港に到着した瞬間からポケモンがお出迎え

空港前の一般車おりばに到着すると、最初に目に入ったのが、ミズゴロウをはじめとするポケモンが描かれた大きな装飾です。これまで何度も訪れたことのある能登空港ですが、建物に近づくにつれてポケモンの世界へ入り込んでいくような雰囲気があり、以前とはまったく異なる印象を受けました。

正面入口にはピカチュウとイーブイ、モンスターボールが描かれ、「出発」の文字の左右にもポケモンを思わせるシルエットが配置されています。入口を通るだけでも写真を撮りたくなるため、建物の前では記念撮影を楽しむ家族連れの姿が数多く見られました。

何より驚いたのは、空港を訪れていた人の多さです。飛行機の利用者だけでなく、私と同じようにポケモン仕様となった空港を目当てに訪れたと思われる人も多く、館内は大変なにぎわいでした。これまで能登空港で、これほど大勢の人を見た記憶はありません。ポケモンが持つ世代を超えた集客力を、改めて実感しました。

吹き抜けを飛ぶピカチュウと飛行機は圧巻

館内最大の見どころは、2階から見上げる大きな吹き抜けです。青空をイメージした壁面の中央に、ピカチュウを乗せた巨大な飛行機のバルーンが浮かんでいます。透明な屋根から差し込む日差しがピカチュウと機体を照らし、本当に空を飛んでいるかのように見えました。

正面から見上げるだけでなく、エスカレーターや2階通路、レストラン付近など、見る場所によって表情が変わります。機体を下から見上げれば飛行機そのものの大きさが際立ち、少し離れた場所から眺めれば、青い壁面に描かれた数多くのポケモンと一体になった壮大な光景を楽しめます。

空港敷地内には、2026年5月時点で確認されていた111種類すべての「ひこうタイプ」のポケモンが装飾されているそうです。壁面をよく見ると、リザードンやボーマンダをはじめ、さまざまなポケモンが空を飛んでいます。好きなポケモンを探しながら館内を巡るだけでも、かなりの時間を楽しめるでしょう。

案内表示やお手洗いにも隠れた遊び心

ポケモンの装飾は、吹き抜けだけではありません。出発口や到着口、搭乗待合室などの案内表示にもポケモンが登場し、空港の日常的な設備まで特別仕様になっています。お手洗いのサインにもポケモンのシルエットが描かれており、細かな部分まで見逃せません。

館内には、スーツケースを積み上げたカイリキーの立体展示や、たくさんのピカチュウが集まった大型装飾、壁や窓を使って描かれたポケモンたちの日常風景などもあります。単にキャラクターのパネルを置いただけではなく、空港という場所の特徴を生かしながら、一つの物語として空間がつくられているように感じました。

1階到着ロビーには、能登の復興を応援するために制作されたアート「あかるいみらい」を使った大型装飾も設けられています。空港の外観や出入口、ボーディングブリッジなどにもポケモンが取り入れられており、飛行機に乗らない人でも十分に楽しめる施設になっています。

レストラン「あんのん」で空港限定のポケモンメニュー

館内を一通り見学した後は、3階の「レストランあんのん」へ向かいました。こちらでは、「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」の開港に合わせ、能登の食材を取り入れた空港限定のポケモンオリジナルメニューが提供されています。

私が注文したのは、「ポケモンと一緒!のとの恵みベリーパンケーキ」と「ボーマンダの青空しおサイダー」のセットです。パンケーキにはポケモンと空港のオリジナルマークが焼き印され、ホイップクリームやブルーベリー、複数のジャムが添えられています。見た目のかわいらしさだけでなく、ふんわりと焼かれたパンケーキと、果実の風味を感じるジャムの組み合わせも楽しめました。

ボーマンダの青空しおサイダーは、鮮やかな青色のサイダーにアイスクリームが浮かび、その上にボーマンダの飾りが添えられています。窓の向こうに広がる滑走路や青空と一緒に撮影すると、空港らしい一枚になりました。

セットの価格は2,500円(税込)で、気軽な軽食として考えると少し高めです。ただし、空港限定のメニューであることに加え、セットにはオリジナルの紙製ランチョンマットが付き、ドリンクのカップも持ち帰ることができました。旅の記念品まで含めて考えれば、ポケモンが好きな人には満足度の高い内容だと思います。

公式案内では、パンケーキは各1,800円、ドリンクは各800円で、提供数には限りがあります。混雑状況によっては入店できない場合や品切れになる場合もあるため、時間に余裕を持って訪れた方がよさそうです。レストランは全面ガラス張りで、店内から滑走路を眺めながら食事を楽しめます。

オリジナルグッズは早くも売り切れ商品が

食事の後は、2階の売店「セレンディピティ」へ向かいました。こちらでは、フライトタグやポロシャツ、ステッカー、缶バッジなど、全15種類の空港オリジナルグッズが販売されています。商品ごとに購入数量の制限が設けられていることからも、注目度の高さがうかがえます。

私が訪れた7月25日の時点では、欲しかったフライトタグやポロシャツはすでに売り切れていました。開港からまだ3週間ほどしかたっていないにもかかわらず、人気商品が品切れになっていることに驚きました。今回はステッカーとオリジナルのショップバッグを購入し、旅の記念として持ち帰りました。

商品の在庫は日によって変わるため、特定のグッズを目的に訪れる場合は注意が必要です。とはいえ、オリジナル商品だけでなく、能登のお菓子や地酒、干物なども販売されているため、能登のお土産を探す場所としても利用できます。

道の駅としても利用できる能登観光の拠点

能登空港のターミナルビルには、道の駅「のと里山空港」が併設されています。そのため、飛行機を利用する予定がなくても、ドライブの休憩や食事、買い物、観光情報の収集を目的に立ち寄ることができます。

空港駐車場は900台分が用意され、料金は無料です。能登観光の途中で立ち寄りやすく、家族連れはもちろん、ポケモンが好きな人、飛行機を眺めたい人、道の駅巡りを楽しんでいる人にもおすすめできる場所です。

ポケモンをきっかけに能登を巡ってほしい

今回訪れて感じたのは、「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」が、単なるキャラクター装飾を施した空港ではないということです。館内全体を歩きながらポケモンを探し、限定メニューを味わい、オリジナルグッズを選ぶという一連の体験が、能登へ足を運ぶ新しい目的になっています。

私が訪れた日も、館内には子どもから大人まで多くの人が集まり、それぞれに写真撮影や食事、買い物を楽しんでいました。これほど多くの笑顔が能登空港に集まっている光景を見られたことは、素直にうれしく思います。

空港を楽しんだ後は、輪島や珠洲、穴水、能登町などにも足を延ばし、食事や買い物、宿泊を通じて能登の今に触れてほしいところです。ポケモンを入口として能登を訪れる人が増え、その人たちが地域の魅力を知り、再び足を運ぶきっかけになれば、この取り組みはより大きな意味を持つのではないでしょうか。

昔「Pokémon GO」にハマっていたアラフィフのおっさんも、気がつけば夢中になって写真を撮っていました。ポケモンに詳しい人はもちろん、詳しくない人でも、能登の新しい観光スポットとして十分に楽しめます。皆様も能登を訪れる際には、ぜひ「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」へ立ち寄ってみてください。

のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港の基本情報

帰りがけに目に入った海上保安庁新潟航空基地所属のアグスタウエストランドAW139型ヘリコプター(愛称: らいちょう1号、機体番号: MH967)です。

項目内容
正式名称能登空港
(NTQ / RJNW)
愛称のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港
実施期間2026年7月7日~2029年9月30日
所在地石川県輪島市三井町洲衛10-11-1
併設施設道の駅「のと里山空港」
駐車場あり(900台・無料)
2階売店セレンディピティ
9:00~17:00
3階レストランレストランあんのん
9:00~17:00(ラストオーダー16:30)
備考

※営業時間や限定メニュー、オリジナルグッズの販売状況は変更される場合があります。訪問前に公式サイトで最新情報をご確認ください。